マイナス金利解除で起きる影響
こんにちは!こんばんは!おはようございます。FIREブログです!
今回はどんな影響があるの??マイナス金利解除 メリット・デメリット3選という会をやっていきます。
2024年3月19日の金融政策決定会合でマイナス金利政策を解除し、金利を引き上げることが決定しました。
この日銀による利上げはおよそ17年ぶりで日本の金融政策は正常化に向けて大きく転換することになります。
今回の金融政策決定会合で大きく3つ変わります。
1つ目は、マイナス金利の解除
2つ目は、長短金利操作の終了これはイールドカーブコントロールと呼ばれるものですね!
3つ目はETFなどの新規買い入れの終了です。
今回の動画でご覧いただければ、
そもそもマイナス金利って何?
今回の金融政策決定会合で変わる3つの変更点
マイナス金利解除でどのような影響があるのか?
メリットとデメリット3選という
の3つのことがわかります。
特に最後のメリット・デメリットの部分は、興味関心の高い部分ではないでしょうか?いまいちマイナス金利が解除されてなにが変わるのかわからない人やまだうまく整理できていない方にとって参考になればうれしく思います。
自己紹介
私は、20代男性手取り25万の会社員です。すでに結婚はしており、2馬力で生活しています。
いつか夫婦でFIREして、ストレスや時間に追われない生活をしたいなと考えています。現在の目標は、1億円を貯めることです。その目標達成に向けて、まずやるべきことが新NISAの枠をなるべく早く埋めることだと考えています。
夫婦で3600万の非課税枠があるためこれを有効活用していきたいと思います。
私と同じ境遇の方や似ている方はぜひチャンネル登録をしていただき、資産形成を一緒に頑張っていきましょう。
つみたてNISAは2021年5月に運用を初め、特定口座は2022年2月から運用を始めました。新NISAは2024年1月から運用を始めています。
基本的に米国株式S&Pに連動する投資信託に投資しております。
またNISAのほかに会社の持株会制度の利用や不動産投資も行っております。
それでは、本編に入っていきます。
マイナス金利ってなに??
ではそもそもマイナス金利ってなに?と思っている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか!
私自身この動画を作成するまでは、お金を預けていると増えるのではなくむしろお金が減ってしまうかではないか?という印象を持つくらいでした。
もうマイナス金利は解除されてしまったので今更意味を知っても意味がないでしょうと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、このマイナス金利解除というのは、日本の金融政策の中で大きな転換のポイントになることは間違いないと思いますので、ぜひご覧いただければと思います。
そもそもこのマイナス金利というのは個人が対象ではなく民間銀行が対象なんですね!
もともとマイナス金利政策が行われる前の状態というのは、民間銀行が日銀にお金を預けていれば、利子がついて、お金が増えていきます。
そのため多くの民間銀行が日銀にお金を預けるという動きが活発になります。
この動きが強くなってしまうと世の中にお金が出回らなくなり、デフレ状態に陥ります。
そこで日銀はマイナス金利政策をおこないました。
民間銀行の日銀当座預金口座にあるお金に対して、-1%の金利を課す政策を始めました。つまり、民間銀行は今まで日銀の口座にお金を預けているだけで「利子」という収益が上がっていましたが、今度は逆に日銀の口座にお金を預けているだけで「利息」がつきお金が減ってしまうのです。
ではこのマイナス金利政策を導入することで日銀は何を狙っていたのでしょうか?
それはインフレ状態になることを狙っていたんですね!
民間銀行は、日銀にお金を預けているとお金が減ってしまいます。銀行からしてみると損をしてしまうので、日銀にお金を預けるのであれば、民間企業や民間人にお金を貸し付けようという動きを加速させる政策なんですね。
そうなると世の中に出回るお金の流通量が増加し、お金の価値が下がり、物価が上がるというインフレ状態になります。
また世の中にお金が出回るということは、単純に日本全体の景気が向上する可能性があるんですね。
続いて今回の金融政策決定会合で変わる3つのことを説明していきます。
マイナス金利の解除
1つ目は、先ほど説明したマイナス金利政策が終了し、今後は、0.1%の金利にする。つまり日銀による利上げが行われることになりました。
また、1年未満の借金に対する金利、短期金利についても今後は0%~0.1%の金利で推移することが決定しました。
長短金利操作の終了
2つ目は、長短金利操作の終了です。これはイールドカーブコントロールとも呼ばれます。
イールドカーブとは、利回り 曲線のことなんですね。国債の利回りと満期の関係を示す曲線を今まで日銀がコントロールしていたんですね。
イメージがつきづらいと思いますので、こちらのグラフを使って説明していきます。
国債の利回りというのは、満期までの期間が先になればなるほど景気が変動するリスクがあるので、国債の利回りは上がっていきます。これが世界的に通常です。
しかし日本では、長期金利の指標である10年物国債を日銀が大量に買い入れることによって、
世界的には異例ですが、利回りをコントロールしていました。
この政策を今回の金融政策決定会合で終了することが決定しました。
ETFなどの新規買い入れの終了
3つ目はETFなどの新規買い入れの終了ですね!
簡単にETFとは投資信託が上場したもので、株の詰め合わせパックのようなものです。
このETFを日銀が買い入れていました。この目的は、株価の下支えです。
しかし、適正な株価がどんな物なのか定義があいまいになっていました。
現在日銀が保有しているETFは含み益を入れて71.3兆円あります。このETFについては日銀の植田総裁はどういうふうに処分を始めるかという点は現在確たる事は申し上げられないと明言を避けています。
最後に、マイナス金利解除でどのような影響があるかにメリットとデメリットを三つに分けて紹介します。
メリット3選
まずメリットからです。
メリットは、預金金利と買い物、保険料の三つで良い影響がでると挙げられます。
それでは、1つ目の預金金利です。利上げが行われるため、今後預金の金利は上昇していくことが考えられます。今までは、日銀のマイナス金利を背景に多くの金融機関が普通預金の金利を0.001%に設定していました。
日銀が今回、マイナス金利を解除し政策金利を引き上げたことで、三菱UFJ銀行や三井住友銀行、みずほ銀行などは0.02%に金利の引き上げを発表しました。また大手に限らず、地銀も続々と金利の引き上げを発表しています。
次に買い物です。金利が上がることによって円の価値が上昇し、円高になることが予想されますので、海外からの輸入品が安くなっていきます。物価が上昇している現在だと家計に取っては嬉しいことかもしれませんね!
3つ目は、保険料です。生命保険などに関しては、金利が上がることで、運用利回りが上昇し、保険料が減り、受け取り額が増える可能性があります。これは個人からしたらメリットと言えますね!しかし金融知識の高い個人投資家の方々は、必要ない保険には既に加入していないと考えられますので、そこまで恩恵を受けることはないかもしれません。
デメリット3選
続いてデメリット3選です。
デメリットは、住宅ローン、企業の借り入れ、為替の3つがあげられます。
まず1つ目は住宅ローンです。ニュースでもそれなりに取り上げられておりますし、住宅ローンを組んでいる方々がおおくいらっっしゃるとおもいますので、ここが一番興味関心がある項目だとおもいます。
こちらをご覧ください。こちらは、住宅ローンの過去の推移です。1970年からの住宅ローンですが、バブル景気がはじけてから住宅ローンの金利は徐々に低くなっていっているのがわかります。
そして、2016年にマイナス金利政策がスタートしてからは、非常に低金利が続いていました。
しかし今回、利上げが行われるため、今後住宅ローンの金利は上昇していくことが考えられます。しかし、植田総裁は市場に配慮した政策を取るような発言をしておりますので、上げ幅は少ないことが予想できます。そのため変動金利にはあまり影響は出ないのではないかと思います。
こちらは、金利の利用率です。住宅ローンには、変動型と固定金利選択型、全期間固定型の3種類あります。
一番割合が大きいのは、変動型で7割を占めています。この変動型を選択している方々は、今後大きく影響を受ける可能性があります。
続いて、デメリットの2つ目は、企業の借入です。
企業は、新たに事業を始めたり、設備投資を行ったりする際に金融機関からお金を借り入れます。今までは低金利だったため、企業は、強気に事業拡大などの経営戦力を取ってきました。しかし今後は利払い負担が増えることになる可能性があり、企業によっては経営の悪化につながるのではないかという見方もあります。ただ、日銀は今後も緩和的な金融環境を維持していくとして、速いペースで利上げを繰り返すことには慎重な姿勢を示しています。
最後3つ目は、為替です。
外国為替市場では、政策転換後は、円高ドル安が進んでいくのではないかという見方があります。
こちらのグラフは、ドル円の10年チャートです。
2022年4月からアメリカは利上げをしてます。グラフをみても2022年あたりから急激に、円安ドル高に触れているのがわかります。
円相場は、マイナス金利などの緩和的な政策をとる日銀と、インフレを抑え込むために利上げを続けてきたアメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会との方向性の違いを背景に、日米の金利差が意識され、円安ドル高水準が続き、3月も一時、1ドル=150円台をつけました。
こうした中、日銀が利上げに転じ、今後、FRBが利下げに転じれば、今度は金利差の縮小が意識され、円高ドル安が進むという見方が多くなっています。
ここまでマイナス金利解除で何が変わるのかについては説明しました。
今回のマイナス金利解除は日本の金融政策の中で大きな転換期になると言われています。
日銀の植田総裁は急激に金利が上がると予期せぬ混乱が起きないとも限らないと発言しており、今後市場に配慮した政策を実施することが予想されます。
私たち個人投資家に対しても非常に影響が大きい政策なので、今後の日銀の動きはチェックすることをおすすめします。
最後までご覧いただきありがとうございました。このブログでは、FIREについて投稿しています。ご興味のある方は他の記事もぜひご覧ください。
それではここまでご覧いただきありがとうございました。またお会いしましょう。資産形成でFIRE!!